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GREEN : GREEN [SE]

ファルテニア、ヴァルクライン、ミスティレイン・フォレスト、そしてスプルース・フォレストーー。
世界屈指の軍事大国がひしめき合うこの一帯にて、新たなる物語の第二章が今、幕を開けるーー。

近年民主化された共和国・ファルテニアで仲良く暮らしていた兄弟、ビムとバムが隣国ミスティレイン・フォレスト共和国大統領テット・クラウスの誘いで彼の治める地へとやって来たのは、冬も終わりに近い或る日の事。
敵対しつつあった王国ヴァルクラインのスナイパーに狙われていたテット・クラウスを結果的に助ける事になった事が認められて、新天地ミスティレイン・フォレスト共和国に乞われたのであった。
到着したその晩、大統領公邸では二人を歓迎する記念祝賀会が催されていた。
「ねぇビム、僕こういう堅苦しいの嫌いなんだけど。用意してもらった服も動き辛いし。」
「ホントだ。でもバム、ここは辛抱だぞ。テットさんが僕たちの腕を見込んで、鍋工房を新たに造ってくれる事になったらしいんだ。」
「そうなんだ、凄いな!僕たちのためのピカピカの鍋工房か、やったじゃん!」
そこへやって来たのは……。
「じゃん!僕たちを無視して、何コソコソ話してんの!僕たちも混ぜろー!」
ピウとピムであった。
「いゃ、無視なんてしてないし。相変わらず可愛いな、この二人。それはそうと僕たち主賓だよねぇ。挨拶とかあんのかな。」
バムが不安げな顔をするので、ピムが。
「あるに決まってるじゃん!大丈夫、一時的に恥をかくだけだから。断ったらせっかくの鍋工房の話も、パァになるかもしれないょ。」
後半、嘘があるのはご愛嬌。
実の所、断ろうと思えば断れないでもない話ではあった。
だがやはりここは主賓。
挨拶位はしておいたに越した事はないのである。
で、その挨拶。
詳細は省くが、二人共もうガッチガチで、会場の賓客たちの笑いを誘っていた。
「恥ずかしぃ〜!もぅ逃げようか、ビム。」
そんな涙目のバムに追い打ちをかけたのは、ピウ。
「二人共逃げちゃダメだよ。各テーブルを回って挨拶してくるといいよ。今、ちょうどいいタイミングだょ。ほら、行った!」
ビムとバムの背中を押すピウ。
こうしてビムとバムは、まさに恥の上塗りをする事になったのであった。

宴が終わりに近付いた頃。
テット・クラウスがビムとバムに労いの言葉をかける。
「挨拶、良かったぞ。朴訥としていて、かえって好感度が高かったな。こういう儀式は意味はあまりないが、ないがしろにする訳にもいかなくてな。済まなかった。疲れてるだろうし、一緒に住むピウやピムの家に運んだ荷物も片付けなくちゃだからな。とりあえず十日間、休むといい。休みが終わったら、おめぇたちの鍋工房が出来るまでの半年くらいの間働いてもらう事になっている、鍋工房ママココットに挨拶に行ってもらうぞ。」
で。
「承知しました、大統領閣下!」
ビムとバム、ここはやっぱりユニゾンなのである。
「大袈裟だっつの!」
テット・クラウスにつられて、その場のみんなが笑う。
気が付くと、ビムとバムの緊張はすっかり解けていた。
程なくして祝賀会は終わり、会場の皆はそれぞれ帰途に着く。
ビムはピウと、バムはピムと同居する事になったので、彼らもそれぞれの家へと帰るのであった。
「んじゃ、みんなよろしくやってくれな。ビム、バム、また今度な。」
「はい、大統領閣下!」
「だから、大袈裟だっつの!」

夜の住宅街。
フォルクスワ●ゲンのビ●トルに似た小型車が二台、連なって滑り込む。
隣り合った二軒の家、ガレージに各々車を入れると、ピウとビム、ピムとバムがそれぞれ降り立った。
ここに二軒並んでいるのは、ピウとピムの家。
荷物も届いているので今日からは、ピウとビム、ピムとバムがそれぞれ共に暮らす。
家はどちらも小さいが、瀟洒な佇まいで街の景観に貢献していた。
「綺麗な家だね、ピウ!」
「そうでしょ。小さいけど意外とお金もかかってるんだよ。ロートアイアンとか、ステンドグラスとか。」
ビムは感心しきりだ。
一方のピムとバムはというと。
「今夜は寝かさないよ。」
いやらしい目付きでピムが誘いをかけるのだが。
「嫌だ!明日にして!眠い!お腹空いた!」
この調子である。
「祝賀会でちゃんと食べておかないからそうなるんだょ。しょうがないなぁ。スープとパンとかで良ければ、すぐに用意出来るよ。」
「うん!」
実は、ビムもバムも緊張しきりで、祝賀会では食事どころではなかったのである。
こうして、ビムとバム二人にとっての初夜は、ひとまずお預けとなった。

「バム、ポトフ出来たよ。パンも今持ってくるね。ホントはテット兄ちゃんを丸焼きにして食べれば、美味しいと思うんだけど。ねぇバム。」
恒例のネタ、ここでも登場。
「嫌だ!要らない!脂ばっかりでまずそう!まさかこのポトフ、人肉使ってるんじゃないだろうね!?」
ピムを睨むバム。もっともである。
「使ってないから!僕も食べるよ。作ってたら小腹が空いてきちゃった。」
黙々と食べる二人。話に花が咲かない。
二人共、疲れているのである。
何が今夜は寝かさないよ、なんだか。

一方のピウとビム。
「はーい、出来たよー。ティル兄ちゃんの太腿入りカレー。頑張って作ったんだから、美味しく食べてくんないとやだよ、ビム。」
ここでも恒例のネタ。流石は兄弟である。
「要らない!食べる気失くした!寝る!」
「えぇ!?冗談だってばょ!待ってよビム!」
追いかけるピウ。
結局ここでも、黙々とカレーライスを食べるのだった。
終始無言。
皆さんも、冗談のダダ滑りにはお気を付けください。

で、翌朝。
ピウとピムも十日間のお休みをもらっていたので、しばらくは一緒なのである。
そんな事もあって朝食は、昼食も兼ねてブランチ。
ピウの家で三人で作るのである。
一人足りない?
ビムはもちろん、テレビ鑑賞だ。
ファルテニアにはテレビのない家が多く、ビムとバムの丸太小屋もそうであったから、ビムはもう興味津々。
「凄いよバム!箱の中で写真が動いてるー!」
「うるさーい!手伝わないんなら黙って観てろー!」
バムの一喝。
それでもうるさいので、バムが揚げたての唐揚げをビムの口に押し込んだ。
「これで少し静かにしてろー!」
そうこうしている内に、楽しいお食事の時間が到来。
「頂きまーす!」
声が揃った。奇跡的な四人のユニゾン。
木苺のジュースにブルーベリーのパンケーキ、鶏肉の唐揚げにシーザーサラダ、ローストビーフにサーモンのマリネ、そしてビーフシチューにマッシュポテトなどが並ぶ。大量に。
しかし量が多い事などお構いなしの四人。
ご馳走は見る間になくなってゆく。
遂には跡形もなく。
「ご馳走様でしたー!」
食後の挨拶も二重丸。
エンゲル係数の高い四人なのである。

その頃ヴァルクラインでは。
執務室にて軍務尚書が国務尚書を失脚させるための策を練っていた。
首席補佐官が尋ねる。
「あまり乱暴な策を用いて皇帝陛下に気取られてもいけませんが、何か策はおありで?」
これに尚書は眉一つ動かさずに、こう答えた。
「国務省では最上位の副官が昇進を狙っているとか。現国務尚書の命と引き換えに次期国務尚書への陛下への打診を約束する、という事で片が付くだろう。」
顔を青くしながら首席補佐官が続けて尋ねる。
「では、暗殺とか。」
尚書は首を横に振った。
「いや、まだファルテニアやミスティレイン・フォレストとの相互不可侵条約は締結されてはいない。この機に乗じて軍の一部を密かに動かすよう、副官から国務尚書に進言させるのだ。国務尚書はヴァルクライン機動部隊の副長官と仲が良いから、これを動かすとして、軍の三分の一は陛下の御意に背く事になる。それを以って機動部隊の長官による国務尚書一派討伐の布石とするのだ。私は長官とは知己があるので、これは容易い。あまり軍が弱体化しても好ましくはないのでな。国務尚書の首を取った所で、陛下に事態の収拾を図って頂く。そこで、副官には逐一状況を報告してもらい戦況に役立たせる。いわゆる内通だな。己の単細胞ぶりが自滅への道を切り拓くのだ。目出度い事ではないか。それにこれで次期国務尚書には恩を売っておける訳で、何かと事を運びやすくなる。」
流石は辣腕で鳴らすヴァルクライン軍務尚書である。
哀れ、国務尚書の命運もあと僅か……。
「では早速、国務尚書の筆頭副官をお呼びいたしましょうか。」
「頼む。」

そして、再び軍務尚書執務室にて。
「どうかね、筆頭副官殿。これは卿にとってはまたとないチャンスだ。」
「御意。謹んで承りたく存じます、軍務尚書閣下。」
「くれぐれも、私には内密に事を進める必要がある旨、申し添えておくのだぞ。機動部隊副長官が傘下に置くのは、全軍の三分の一に過ぎぬ。気取られると警戒されて厄介だ。」
「承知いたしました。それでは失礼いたします。」
執務室の観音開きの扉が、静かに閉まる。
「これで上手くいくでしょうか、軍務尚書閣下。」
「そうあって欲しいものだな。」

「国務尚書閣下。進言仕りたく存じます。」
「何だね、副官風情で。」
国務尚書が筆頭副官をギロリと睨む。
「恐れ多くも、今が進軍のチャンスです。機動部隊副長官閣下傘下の全軍を、まずはファルテニアに展開させるべきです。今なら軍務尚書にも気取られずに済みます。ファルテニア、ミスティレイン・フォレストの順に速やかに奇襲、各個撃破すれば、勝利は自ずと手中に収まる事でしょう。皇帝陛下の御意には一時的には背く事になりますが、結果が証明いたします。まだ相互不可侵条約は未締結。逃すべきでない好機です!」
鬼気迫る演技。これに国務尚書が乗った!
「ふむ、卿にしてはまともな事を言う。乗ってみるのも悪くはない話だ。くれぐれも軍務尚書には気取られないようにするのだぞ。よいな!」
「御意。」

さてその後、場所は変わって。
ヴァルクライン政府の高官たちがこぞって集う高級レストランの個室にて。
国務尚書はヴァルクライン機動部隊副長官と会食をしていた。
「今回の作戦が成功した暁には、あの忌々しい軍務尚書を公然と排除出来るかもしれぬ。良い機会が与えられたものだ。なぁ副長官。」
「国務尚書閣下、まさにその通り。作戦は部外者に気取られぬよう、電撃的に行われねばなりません。わたくしにお任せを。作戦成功の暁には、あの資源の特に豊富なスプルース・フォレストの併合も夢ではありませんぞ。」
「期待しているぞ、副長官。」
その場に響く笑い声。
それは断末魔の叫びにも聞こえた。

翌日早朝、国務尚書とヴァルクライン機動部隊副長官が率いる機動部隊全軍は、一斉に基地を出発、静かに進軍していった。
今回国務尚書が参加しているのは、功を副長官に独り占めさせないための策略であったが、その事がかえって自らの首を絞める事になるのであった。
国務尚書とは敢えて少し距離を置いて、国務尚書筆頭副官が逐一密かに連絡を取る。
その相手はもちろん、軍務尚書であった。
軍務尚書と、同席する機動部隊長官とは、ヴァルクライン機動部隊全軍の三分の二を占める、傘下の部隊を動かすタイミングを探っていた。
なお、ヴァルクラインでは一般市民には携帯電話等は普及してはいなかったが、軍事用無線技術は発達しており、軍務尚書陣営本丸と国務尚書筆頭副官とは、携帯用レシーバを用いて相互に内密に連絡を取り合っているのであった。
で、筆頭副官からの四度目の連絡。
それは副長官傘下の機動部隊全軍が森の中に突入した事を告げるものだった。
森に入ってしまえば後方視界が悪くなり、副長官傘下の機動部隊にこちらの動きを気取られにくくなる。
「直ちに全軍を進軍させよ!」
機動部隊長官の命が下る。
「私は皇帝陛下に国務尚書一派の謀叛をご報告申し上げる。後から追い付くので、進軍を止める必要はない。長官、よろしく頼む。」
「確かに承ったぞ、軍務尚書閣下!」
こうして事態は劇的な展開を見せる。

「皇帝陛下。国務尚書とヴァルクライン機動部隊副長官が、謀叛を起こしました。」
「何、本当か!?」
「はい。先程機動部隊副長官が国務尚書と共に、傘下の機動部隊を用いてファルテニア侵攻に向かったとの報告がございました。ファルテニア侵攻の企てが成功した後には、ミスティレイン・フォレストへの侵攻を行うとか。これは明確に陛下の御意に背いております。既に機動部隊長官による討伐軍を差し向けておりますが、いかがなさいますか?」
ここで皇帝、驚くべき事を口にした。
尤も、皇帝の人となりを良く知る軍務尚書からすれば、それも予想の内ではあったのだが。
皇帝は激昂していた。
「事ここに至って、国務尚書と副長官を擁護する道理はない。斯くなる上は余自らが戦地に赴き、国務尚書と副長官の首を取る!」
「承知いたしました。」
その後すぐに、警護隊に護られた皇帝一行が、怒涛のスピードで長官率いる本隊に合流すべく進行する。
皇帝一行には軍務尚書も同席していた。
「皇帝陛下。謀叛の疑い有りとの連絡は、国務尚書の筆頭副官からなされました。つきましては次期国務尚書の人事に関しまして、ご配慮頂きたく存じます。」
「分かった。余が国務尚書の首を取った暁には、次期国務尚書の人事に関しては卿の進言を入れよう。」
「有難きお言葉。感謝申し上げます。」

それから間もなく皇帝一行は長官率いる機動部隊本隊と合流し、森の中へと突入した。
「余の命を踏みにじった者には、相応の報いをくれてやるぞ。国務尚書、副長官、受けて立つがいい!」
皇帝が機動部隊の先頭に立って陣頭指揮を執る。
やがて長官に代わって皇帝が率いる事となった機動部隊本隊は、副長官傘下の機動部隊と接触。
ここで数の差が物を言った。
次第に削ぎ取られてゆく副長官傘下の部隊。
そして遂に、皇帝の刃が国務尚書と副長官に向けられる。
「覚悟せよ!」
皇帝が刃を振り下ろす。
副長官、そして国務尚書は、断末魔の叫びを上げながら散っていった。
「うわあぁーっ!」
こうしてヴァルクライン機動部隊は、ファルテニア領の僅か一歩手前で、自らの基地へと引き返す事となった。
斯かる事態の結果、副長官傘下の機動部隊は、全軍崩壊は免れたものの、その半数を失っていた。
それに比して、長官傘下の本隊の犠牲はごく僅かだ。
「軍務尚書。前国務尚書の筆頭副官を呼べ。余が直々に次期国務尚書に任命する。」
このような形で、全ては軍務尚書の計略の通りに事は運んだ。
それが結果的に世界の平和を乱すかもしれない不穏分子を排除する事にも繋がったのであるから、必ずしも悪い事とは言い切れなかった。

それはそうと、軍務尚書はかねてからファルテニアとミスティレイン・フォレストとの軍事同盟に懸念を示していた。
軍務尚書は皇帝に更に進言をする。
「いかに相互不可侵条約があったとしても、破られてしまえばそれまでの事です。スプルース・フォレストと軍事同盟を結べば、均衡と平和は保たれます。恐らくは資源の豊富なスプルース・フォレストも、ミスティレイン・フォレスト領経由で自国への侵攻を許すのを恐れているはず。断る道理はないでしょう。」
皇帝は幾分か晴れやかな表情でこれに頷いた。
「余は卿の進言を入れる事にする。卿は余と共に王宮に赴き、直ちにスプルース・フォレストとのホットラインを繋げ。余自らが軍事同盟締結を進言する。」
ヴァルクラインとスプルース・フォレストとのホットラインでの二国首脳会談は、双方の思惑が一致を見た事もあって、無事に成功。
後日正式に締結式を執り行なう事となった。
このようにして、世界は緊張と平和が共存する時代へと一歩進む事になるのであった。

その後何日かして、ミスティレイン・フォレストでは。
ピムの家のテラスでピウとビム、そしてピムとバムが揃ってお茶を楽しんでいた。
既にビムもバムも初夜を済ませており、
ピウやピムとの絆を深めていた。
「クッキーよこせー!僕も食べたぃ!」
「ダメー!全部僕のー!」
ビムとバムによるクッキーの奪い合い。
「みんなで分ければいいでしょ!この馬鹿共!」
ピウとピムがビムとバムに突っ込みを入れる。
「そういえばさ。」
クッキーを食べながらビムが口を開いた。
「ヴァルクラインの軍隊の一部がファルテニアやここミスティレイン・フォレストに侵攻しようとしてたんだってさ。ヴァルクラインの皇帝自ら、戦場で先頭に立ってその一部勢力の親玉の首を刎ねたとか。」
これにはピムとバムも驚きを隠せない。
また、ピウはビム同様報道で既に知ってはいたが、それでも興奮は収まらないのであった。
「それ僕もテレビで観た。カッコいいよね、あの皇帝!」
少しおつむの足りないピウだけに、何となくミーハーな発言なのである。
で、ビムは続ける。
「ヴァルクラインとスプルース・フォレストが軍事同盟を結ぶらしいょ。ちょっと怖いね。」
ピウはその件に関しては至って冷静であった。
「大丈夫。ヴァルクラインとファルテニアやここミスティレイン・フォレストとは、相互不可侵条約を締結するらしいから。ヴァルクラインも、うちらの軍事同盟が怖かったんじゃないかなぁ。それで対抗してみた、とか。」
ここでもヴァルクラインによる侵攻未遂と新たなる軍事同盟の話題で持ち切りである。
そして。バムが言う。
「明日から、いよいよママココットでの勤務が始まるね。上手くいくといいな。」
そうなのだ。
翌日からはビムとバム、二人のママココットでの勤務が始まるのだ。
「大丈夫だよ。ビムとバムなら!」
ピウとピムの二人による、心からの応援だ。

翌日。ママココットの工房で。
「いやぁ、若いのに二人共大したもんだ。特にビム君。君にはもう教える事は何もないなぁ。二人共、半年だけの事だが思う存分に腕をふるってくれたまえ。」
工房長による有難いお言葉。
半年後にはビムとバムの二人の工房が出来上がる。
大統領テット・クラウスなりの、それが誠意の見せ方でもあった。
「よっ!ビムとバム、よろしくな。ころころしていて、何だかぬいぐるみみたいだな、お前ら。」
「うわー、ホントだ!二人共ふくふくしてるー!」
ビムもバムも、体中をベタベタと触られまくる。
こうしてママココットの皆ともすぐに打ち解けた二人。
仕事が一人前に出来るからこそ生まれる信頼関係というのも、ある。
そう気付かせてくれる光景だ。
「半年でいなくなっちゃうのかー。寂しいなぁ。」
こうしてビムとバムは、晴れてミスティレイン・フォレスト共和国国民の一員となった。
これから先も皆で助け合いながら、楽しく生きてゆく事だろう。
前途洋々、そんな言葉を思い起こさせる、これがその船出なのであった。

ピウとピムとビムとバム。
読み辛い名前になってしまいました。
解像度の低いディスプレイでは、読み辛いかも知れません。
ごめんなさい。
とはいえ、ピウとピムは昔のサイトの頃から登場しておりますキャラクターでしたので、おいそれと名前は変えられません。
一方でビムとバムは、マーラーの交響曲第三番から採りました。
お気に入りなのです。
ところで、当サイトの全く別のお話にも、ビムとバムが登場します。
もちろんこのお話のビム・バムとは全くの別キャラクターです。
是非探してみてくださいね。
最後になりましたが、SEとは2nd Episodeの略です。
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